​催眠術に対する誤解

​催眠術は歴史上に何度となく登場します。また、シャーマンの使う魔術としても、登場する事もあります。

昔から、宇宙の力や自然界の力、霊界の力など、想像を超える力があると思われていました。

近年、色々な学問が発達し、学術的にも催眠術の原理が証明ができる様なってきましたが、以前として、摩訶不思議な力としてのイメージがついて回っています。その為、テレビやショウで、不思議な物として紹介される事も少なくありません。

このページでは、催眠術のイメージと本来の姿との違いについて紹介します。

皆様よりご質問いただいた、FAQと重複する内容の記載が部分的にありますが、ご了承ください。

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自分を支配される事は無い。

催眠術の命令（暗示）に、本来、強制力はありません。
催眠術にかかった人が望まない事。例えば、潔癖症の人が、他人とお鍋と食べれないとか手作りお菓子を食べる事ができないとか、普通の人が難なく出来る事でも、その人がどうしてもできない事があります。心からやりたく無い事、本当にできない事は催眠術かけられたとしても「やれない」と拒否されます。

なぜ拒否出来るか。それは、催眠術の本質は、その人の「心から望む事」が重要なのです。心の力を利用するのが催眠術の基本だからです。心から望んだ場合のみ催眠術の効果が得られるのです。望まない事には効力を発揮しません。

テレビやショウでは催眠術にかかりたい人、人をびっくりさせたい人が催眠術にかけられ不思議な行動をするのです。

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催眠術にかかるのは弱いからでは無い。

人は知らず知らずのうちに、1日に何度も催眠状態に入っています。ただ、それに気がついていないだけです。
ではどの様な人が催眠術にかかるのか。実は、催眠術にかかり易く、効果が出やすいのは精神的に弱い人ではなく、知能が高い人なのです。なぜ、知能の高い人が催眠術にかかりやすいのか。その答えは、催眠術の本質にあります。催眠術は言葉を使い、その言葉でクライアントを催眠状態にします。その為、催眠術師の意図を言葉から理解出来る必要があるのです。また、催眠術では心（イメージ）を利用します。良いイメージを利用するには、集中し、自分の考えに向かい合う為、集中力が必要になります。知能が高い人は常日頃、集中して何かを考える行動が習慣かしている方がいるのも、催眠術にかかりやす要因と言えます。

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催眠状態は意識の無い状態ではない。

催眠術は無意識下に暗示を設定していく技術です。その為、催眠術にかかる人の意識がなくなる事はありません。睡眠状態の様に意識が全く無くなってしまった場合、無意識下にもアクセスする事ができないからです。
実際に催眠術にかかった人は「私は催眠術にかかりませんでした。ずっとあなたの声が聞こえてました。しっかり意識もありました。」という事があります。催眠術師の声が聞こえなければ、催眠にかける事ができない為、聞こえていて当然なのです。催眠にかかったからと行って摩訶不思議な状態になる訳ではありません。感覚的な変化で言うと、普段より感覚が敏感になり、普段は気がつかない様な事に気がつく様になります。

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催眠術で秘密が暴かれる事は無い。

他人に知られたくない、自分だけの秘密は誰にでもあります。催眠状態になると、その秘密聞き出されてしまうのでは無いかと心配しする人がいますが、秘密が暴かれる事はありません。
催眠状態では意思の選択権は催眠術をかけられているいる側なのです。その為、本人が話たく無い事であれば、催眠状態でも話す事はありません。

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一方的に催眠術をかける事はでき無い。

催眠術は催眠術師がかけていると思われがちですが、「100％」、そうとは言い切れません。催眠術師は基本的に、催眠状態に入るナビゲーターの役を行い、催眠状態に入る人のサポートを行います。その為、催眠状態に入りたく無いと心底思っている方の場合、そのままでは催眠状態に入る事はできません。催眠状態にな入りたいと思った時、初めて、催眠術師がナビゲーターとしての役割を果たせるのです。